
高身長の選手が犇めくコートの中を170cmという大きくない体で活躍する選手"小さな巨人"を見て以来、バレーボールの世界に魅せられた日向翔陽はたった一人でバレーボール部を設立。しかし、中学初にして最後の公式戦で"コート上の王様"影山飛雄率いる北川第一中学に惨敗してしまう。そして翌年の春、宮城県立烏野高等学校バレー部で2人はチームメイトという形で再会することになる。 その烏野は、かつて全国大会にも出場経験がある県下有数の強豪として知られていたが、彼らが入部した時は、主将曰く「強くも弱くもない中堅」のチームだった。だが、彼らは再びインターハイ制覇、そして全国制覇を目指して挑んでいくことになる。